はじめに
マンション管理士と管理業務主任者。
この2つの資格は、宅建と近い資格として紹介されることがあります。
民法、区分所有法、借地借家法、不動産登記法など、宅建と重なる部分もあります。
そのため、
「宅建の勉強をしていたら、マンション管理士や管理業務主任者もいけるのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
私も、少しそう思っていた部分がありました。
ただ、実際に勉強して受けてみると、そんなに甘くありませんでした。
私は以前、宅建、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士の不動産四冠を目指していました。
結果として、宅建と賃貸不動産経営管理士には合格できました。
でも、マンション管理士と管理業務主任者には届きませんでした。
この記事では、実際に受けて感じたマンション管理士と管理業務主任者の難しさについて書いていきます。
不動産四冠を目指していた
当時の私は、宅建だけを目指していたわけではありません。
宅建。
マンション管理士。
管理業務主任者。
賃貸不動産経営管理士。
この4つをまとめて取れたら、不動産分野の知識としてかなり強くなると思っていました。
いわゆる不動産四冠です。
今思うと、かなり欲張った目標だったと思います。
ただ、当時は本気でした。
特に宅建は、1回目の試験で合格点に1点届かず不合格になっていました。
だから、次こそ宅建には絶対に合格したいという気持ちがありました。
その中で、宅建だけをもう一度勉強するのではなく、周辺資格であるマンション管理士や管理業務主任者の勉強にも取り組みました。
民法、区分所有法、借地借家法、不動産登記法など、宅建と重なる分野もあるからです。
結果的に、この考え方は宅建合格にはかなり役立ったと思っています。
ただ、マンション管理士と管理業務主任者そのものは、簡単には取れませんでした。
マンション管理士は1点差でも遠かった
マンション管理士の結果は37点でした。
合格点は38点。
あと1点でした。
数字だけ見ると、
「かなり惜しかった」
と思われるかもしれません。
実際、1点差なので惜しいと言えば惜しいです。
でも、受けた本人としては、その1点がかなり遠く感じました。
本試験の1点は重いです。
知識があいまいだった問題。
最後まで迷った問題。
見たことがないように感じた問題。
そういう問題の中で、あと1点を取り切るのは簡単ではありません。
1点差だから、ほぼ受かっていた。
私は、そこまで簡単には思えませんでした。
むしろ、
まだ足りなかった。
その感覚の方が強かったです。
特にマンション管理士は、かなり細かい資格だと感じました。
区分所有法、標準管理規約、管理組合、建物設備、会計など、宅建とは違う方向の知識も必要になります。
宅建の知識があるから楽勝。
そんな資格ではありませんでした。
管理業務主任者も簡単ではなかった
管理業務主任者の結果は33点でした。
合格点は35点。
こちらはあと2点でした。
これも、数字だけ見ると惜しく見えるかもしれません。
ただ、私の中では、この2点もかなり遠く感じました。
管理業務主任者は、マンション管理士よりは取りやすいと言われることがあります。
たしかに、難易度だけで見れば、マンション管理士の方が難しいとは感じました。
ただ、管理業務主任者も決して簡単ではありません。
宅建と重なる部分はあります。
でも、宅建の知識だけでそのまま受かるほど甘くはありませんでした。
マンション管理の実務に近い内容も多く、覚えることも細かいです。
宅建に合格した年でも、私は管理業務主任者には届きませんでした。
だから、管理業務主任者も軽く見てはいけない資格だと思っています。
宅建の延長で軽く取れる資格ではなかった
マンション管理士と管理業務主任者は、宅建と近い資格です。
重なる分野もあります。
ただ、実際に受けて感じたのは、
「宅建の延長で軽く取れる資格ではない」
ということでした。
マンション管理士は、より細かく、より深く問われます。
管理業務主任者は、マンション管理の実務寄りの知識が必要になります。
どちらも、宅建の勉強をしていれば入りやすい部分はあります。
でも、それだけで合格できるほど単純ではありません。
特に働きながら勉強する場合、この2資格を甘く見るとかなりしんどいと思います。
独学で合格できる人もいると思います。
ただ、このレベルの資格を独学で取れる人は、かなり優秀な人だと思います。
自分で教材を選び、計画を立て、過去問を回し、分からないところを調べて、最後まで続ける。
これを仕事をしながらできる人は、普通にすごいです。
自分に自信がある人は独学でもいいと思います。
ただ、時間がない人や、少しでも合格の可能性を上げたい人は、通信講座や資格予備校などの講座を使うのも現実的だと思います。
それでも勉強は無駄ではなかった
私は、マンション管理士と管理業務主任者には合格できませんでした。
ただ、この2資格の勉強が無駄だったとは思っていません。
むしろ、宅建合格にはかなり役立ちました。
特に、民法、区分所有法、借地借家法、不動産登記法あたりの理解は深まりました。
宅建だけを勉強していると、どうしても宅建で出る範囲だけを追いかけがちです。
もちろん、それでも合格は目指せます。
ただ、私の場合は1回目の宅建で1点足りずに落ちています。
だから、2回目は少し広めに知識を見ておきたいという気持ちがありました。
マンション管理士と管理業務主任者の過去問や勉強に触れたことで、宅建の知識が点ではなく線でつながっていく感覚がありました。
資格としては取れませんでした。
でも、その勉強は宅建合格の土台になりました。
ここは、今でも無駄ではなかったと思っています。
まとめ
マンション管理士と管理業務主任者は、私にとってかなり難しい資格でした。
マンション管理士は1点差。
管理業務主任者は2点差。
数字だけ見ると惜しく感じるかもしれません。
でも、実際にはかなり遠く感じました。
この2資格は、宅建の延長で軽く取れる資格ではありません。
宅建と重なる部分はあります。
でも、それぞれに細かさがあり、問われる方向も違います。
不動産四冠は達成できませんでした。
ただ、マンション管理士と管理業務主任者の勉強は、宅建合格にはかなり役立ちました。
落ちた資格の勉強が、別の合格につながることもあります。
私にとって、マンション管理士と管理業務主任者の勉強は、そういう経験でした。
宅建に本気で合格したい人は、宅建だけを繰り返すのも正解です。
ただ、周辺資格まで少し広げて学ぶことで、理解が深まることもあります。
私の場合は、その遠回りが宅建合格につながりました。
