はじめに
FP3級を受けようと思ったとき、まず気になるのは勉強方法だと思います。
テキストは買った方がいいのか。
通信講座は必要なのか。
過去問道場だけでいけるのか。
独学でも合格できるのか。
私も最初は、そういうことが気になっていました。
結論から言うと、私はFP3級ではテキストを買っていません。
通信講座も使っていません。
基本は、過去問道場中心で勉強しました。
ただし、最初に正直に書いておきたいことがあります。
私がFP3級に合格したのは2021年です。
今はFP3級もCBT(コンピューターを使った試験方式)に変わっていますし、SNS(交流サイト)などを見ていても、以前よりFP試験の難易度が上がっているという声を聞くことがあります。
なので、この記事はあくまで、2021年に私がFP3級を受けたときの体験談として読んでもらえればと思います。
そのうえで、今でも変わらないと思っていることがあります。
それは、試験に受かるには、まず問題を解くことが大事だということです。
どれだけ教材が増えても、どれだけ勉強方法が便利になっても、最後に試験で問われるのは、問題を読んで正しい答えを選べるかです。
だから私は、FP3級は過去問道場を使って問題演習を中心に進めるのが、今でもかなり現実的だと思っています。
FP3級は合格率が高め。でも、何もしなくても受かる試験ではない
FP3級は、国家資格の中では比較的合格しやすい試験だと思います。
日本FP協会の3級FP技能検定では、2025年10月〜2026年2月実施分の合格率が、学科86.60%、実技84.88%となっています。
2025年4月〜2025年9月実施分でも、学科86.31%、実技85.38%です。
この数字だけを見ると、
「かなり受かりやすい資格なんやな」
と思う人もいるかもしれません。
たしかに、FP3級は難関資格ではありません。
ただし、合格率が高いことと、何もしなくても受かることは別です。
FP3級は、初めて学ぶ人にとっては知らない言葉も多いです。
税金、保険、年金、投資、不動産、相続など、生活に近い内容ではありますが、最初から全部分かる人ばかりではありません。
だから、まったく勉強せずに受かる試験ではありません。
特に今から受ける人は、FP3級だから楽勝とは思わない方がいいと思います。
でも逆に言えば、出やすいところを押さえて、過去問をしっかり解けば、合格を狙いやすい試験でもあります。
私がFP3級を資格初心者の第一歩にいいと思うのは、ここです。
難しすぎない。
でも、ちゃんと勉強しないと受からない。
合格すると、自分でも資格を取れたという感覚が残る。
このバランスが、最初の資格としてちょうどいいと思っています。
私はテキストなし・過去問道場中心で勉強した
私がFP3級を受けたときにやったことは、かなりシンプルです。
過去問道場で問題を解く。
間違えた問題の解説を読む。
また解く。
苦手なところを少しずつ潰す。
基本はこれだけでした。
当時の私にとって、FP3級の勉強は、まず試験に合格することが目的でした。
もちろん、FP3級の知識を軽く見ていたわけではありません。
FP3級で扱うお金の知識は、生活に関係する大事な内容です。
本気で理解しようと思えば、かなり奥が深いです。
だから私は、過去問だけやれば、知識なんてどうでもいいと言いたいわけではありません。
ただ、試験に受かるという目的で考えるなら、まず問題を解くことが大事だと思っています。
テキストを読んでも、試験本番で問題が解けなければ点数にはなりません。
逆に、問題を解きながら間違えたところを確認していけば、少しずつ試験で問われるポイントが見えてきます。
これは、今の時代になっても大きく変わっていないはずです。
YouTubeもあります。
アプリもあります。
AIに質問することもできます。
でも、最後は自分で問題を読んで、自分で答えを選びます。
だから、まず問題を解く。
私にとって、FP3級は過去問道場との相性がかなりいい資格でした。
テキストや通信講座は必要か
ここは誤解してほしくないところです。
私はFP3級でテキストを買いませんでした。
通信講座も使っていません。
でも、テキストや通信講座を否定しているわけではありません。
紙の本で全体像をつかみたい人。
スマホだけだと集中しにくい人。
順番に説明を読んだ方が安心できる人。
過去問の解説だけでは理解しにくい人。
そういう人は、テキストがあった方が安心できると思います。
大事なのは、テキストを買うかどうかではありません。
大事なのは、問題を解いているかどうかです。
テキストを買っても、読んで満足してしまったら点数にはつながりにくいです。
逆に、テキストを買わなくても、過去問を何度も解いて、間違えたところを確認すれば、FP3級は十分戦えると思います。
ただし、今から受ける人に対して、絶対に過去問道場だけで大丈夫ですと言い切るつもりはありません。
私が受けたのは2021年です。
今は試験方式も変わっていますし、難易度が上がっているという声もあります。
だから、今のFP3級に不安がある人は、テキストを1冊持っておくのも普通にありです。
基本は過去問道場。
不安ならテキストを足す。
このくらいの考え方でいいと思います。
FP2級まで考えるなら、通信講座も選択肢になる
FP3級だけを目指すなら、私は過去問道場中心でも十分進めやすいと思います。
ただ、最初からFP2級まで受けようと考えている人は、少し考え方を変えてもいいかもしれません。
FP2級になると、FP3級より内容は深くなります。
問題も細かくなりますし、なんとなく過去問を回すだけでは不安が残る場面も出てきます。
私自身、FP2級も過去問中心で勉強しました。
ただ、正直に言うと、学科も実技もかなり余裕を持って合格したというより、どちらも6割に近い点数でした。
合格は合格です。
でも、受けた感覚としては、
「もう少ししっかり全体像をつかんでおいてもよかったな」
という気持ちもありました。
だから、FP3級からFP2級まで続けて受けようと考えている人は、通信講座を使うのもありだと思います。
理由はシンプルです。
時間効率を上げるため。
勉強の順番で迷わないため。
合格する確率を少しでも上げるため。
独学だと、どこから勉強すればいいか迷うことがあります。
過去問を解いていても、なぜその答えになるのか、理解が浅いまま進んでしまうこともあります。
その点、スタディング(通信講座)のようなサービスを使えば、講義で全体像をつかんでから問題演習に入れます。
スマホでも勉強しやすいので、仕事をしながら資格を取りたい人には相性がいいと思います。
もちろん、無理にお金をかける必要はありません。
お金をかけずに進めたい人は、FP2級でも過去問中心で勉強する方法はあります。
私自身も、FP2級は過去問中心で合格しました。
だから、ここは人によります。
お金をかけずに行くなら、過去問中心。
時間効率や合格の確率を上げたいなら、通信講座もあり。
FP3級だけで終わるのか。
FP2級まで進むのか。
お金をかけたくないのか。
時間を短縮したいのか。
独学で迷いやすいタイプなのか。
ここによって、選び方は変わります。
私は、FP3級については過去問道場中心で十分目指せると思います。
でも、今のFP試験に不安がある人や、FP2級まで見据える人なら、スタディング(通信講座)のような選択肢を使って、受かる確率を上げにいくのも現実的だと思います。
FP3級はお金の基本を学ぶ入口になる
FP3級で学ぶ内容は、生活に近いものが多いです。
たとえば、給料から引かれる税金や社会保険、生命保険や医療保険、NISA(少額投資非課税制度)などの投資、不動産、相続といった内容です。
どれも、普通に生活していればどこかで関係してくるものです。
FP3級を取ったからといって、お金の専門家になれるわけではありません。
でも、給料明細を見るとき、保険の説明を聞くとき、NISA(少額投資非課税制度)を考えるとき、相続の話を聞いたときに、まったく知らない状態よりは少し落ち着いて考えられるようになります。
私はそこに、FP3級の価値があると思っています。
試験に受かるための勉強は、過去問道場中心でもいい。
でも、興味が出た分野は、合格後に自分で深掘りすればいい。
この分け方でいいと思います。
資格勉強は、試験に受かるためだけのものではありません。
問題を解いているうちに、
「これ、自分の生活に関係ある話やな」
と思う瞬間があります。
その気づきが、自分の成長につながります。
私がFP3級を目指したのは、宅建に落ちたあとだった
私がFP3級を目指したのは、宅建に一度落ちたあとでした。
最初から、お金の専門家になりたいと思っていたわけではありません。
宅建に落ちて、かなり悔しかった。
勉強したつもりでした。
でも、合格点には届きませんでした。
そうなると、少し自信がなくなります。
自分には資格なんて無理なんかな。
勉強のやり方が悪いんかな。
また受けても落ちるんかな。
そんな気持ちもありました。
でも、そこで勉強を完全にやめるのも嫌でした。
せっかく少し勉強する習慣ができたのに、ここで止めたら元に戻ってしまう気がしたからです。
そこで、宅建に再挑戦する前に、まず別の資格で合格体験を作ろうと思いました。
そのとき選んだのがFP3級でした。
FP3級は、宅建ほど重くありません。
でも、ちゃんと国家資格です。
内容も生活に近い。
そして、過去問道場だけでも勉強しやすい。
私には、ちょうどよかったです。
FP3級に合格したからといって、人生が大きく変わったわけではありません。
でも、
「自分でも勉強すれば資格を取れる」
という感覚は残りました。
この感覚は、次の資格に進むうえで大きかったです。
FP3級は意味ない資格ではない
FP3級は「意味ない」と言われることがあります。
たしかに、FP3級だけで転職が一気に有利になるわけではありません。
独占業務があるわけでもありません。
資格だけで食べていけるものでもありません。
だから、そう言いたくなる気持ちも分かります。
でも、私はFP3級を意味ない資格だとは思いません。
お金の基本を学べる。
資格に合格する経験ができる。
次の資格に進むきっかけになる。
自分の生活を見る目が少し変わる。
これだけでも、十分意味があります。
特に、これから資格を取りたい人にとって、最初の合格体験は大きいです。
難関資格にいきなり挑むのも悪くありません。
でも、自信がないなら、まずFP3級のような資格から始めてもいいと思います。
ひとつ合格すると、次の資格が少し近く見えます。
私にとって、FP3級はそういう資格でした。
まとめ
FP3級は、難関資格ではありません。
合格率も高めです。
ただし、何もしなくても受かる試験ではありません。
私の場合、FP3級はテキストなし・通信講座なし・過去問道場中心で勉強しました。
ただし、私が合格したのは2021年です。
今は試験方式も変わっていますし、SNS(交流サイト)などでも、FP試験の難易度が上がっているという声を見かけることがあります。
だから、今から受ける人は、FP3級だから楽勝とは思わない方がいいと思います。
それでも、試験に受かるための基本は、今も大きく変わっていないと思います。
問題を解く。
間違えたら解説を読む。
また解く。
この繰り返しです。
FP3級だけなら、過去問道場中心でも十分目指せると思います。
一方で、今のFP試験に不安がある人や、FP2級まで考えている人は、時間効率や合格する確率を上げるために、スタディング(通信講座)を使うのもありです。
もちろん、お金をかけずに過去問中心で進めるのもありです。
大事なのは、自分が続けられる方法を選ぶことです。
FP3級は、派手な資格ではありません。
でも、資格初心者が最初の合格体験を作るには、かなり現実的な資格です。
宅建に落ちたあと、もう一度勉強を続けるきっかけにもなりました。
そして、お金の基本を学ぶ入口にもなります。
何事も、始めてみないと分かりません。
やってみることで、初めて見える世界があります。
FP3級は、その最初の一歩として、私はかなりいい資格だと思っています。
参考情報
この記事では、日本FP協会の公表情報を参考にしています。
FP3級の試験方式、受検申請、試験日程、合格率などは変更される可能性があります。
実際に受検する場合は、必ず最新情報を公式サイトで確認してください。
・日本FP協会
