はじめに
宅建の勉強法でよく聞くのが、
「宅建は過去問を回せば受かる」
という話です。
たしかに、宅建で過去問はかなり大事です。
これは今でも間違いないと思っています。
ただ、最近の宅建試験は難しくなっていて、過去問をただ覚えるだけでは厳しいとも言われます。
自分も勉強していて、そこはかなり感じました。
過去問は大事。
でも、過去問だけを何となく回しているだけでは不安。
そこで自分が軸にしたのが、
スタディング
宅建の過去問
マンション管理士・管理業務主任者の過去問
この3つでした。
自分は、宅建だけを勉強したわけではありません。
宅建士、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士は、不動産資格の四冠と呼ばれることがあります。
自分はこの不動産四冠の勉強にも触れました。
その中でも特に、マンション管理士と管理業務主任者の過去問は、宅建にもかなり役に立ったと思っています。
この記事では、活字が苦手で、机に向かって長時間勉強するのも得意ではなかった自分が、宅建に受かるために実際にやった勉強法を、できるだけシンプルにまとめます。
私が宅建合格のためにやったこと
私が宅建合格のために軸にしたのは、この流れです。
| やったこと | 目的 |
|---|---|
| スタディング | 宅建の全体像を効率よくつかむ |
| 宅建の過去問 | 出題の型を押さえる |
| マン管・管業の過去問 | 理解の穴を見つける |
| ゆーき大学 | 民法の補強 |
| みやざき先生 | 宅建業法の補強 |
かなりシンプルに言うと、
スタディングで全体像をつかむ。
宅建の過去問で点数に変える。
マン管・管業の過去問で理解を厚くする。
この流れです。
自分には、このやり方がかなり合っていました。
最初から完璧な勉強法だったわけではありません。
2020年の宅建試験では、37点でした。
その年の合格点は38点。
つまり、あと1点で落ちました。
そこから勉強法を見直して、2021年の宅建試験では40点で合格しました。
この差は、自分の中ではかなり大きかったです。
スタディングは効率よく勉強するには使える
まず、自分の勉強の土台になったのはスタディングでした。
スタディングは、スマホやタブレットで学習しやすい通信講座です。
自分は、紙のテキストを最初から最後まで読み込むのが苦手でした。
分厚いテキストを開く。
机に座る。
最初から順番に読む。
これができる人は強いと思います。
ただ、自分には少し重かったです。
その点、スタディングはスマホで講義を見られます。
通勤中に見る。
休憩中に少し進める。
夜勤明けに動画だけ流す。
このくらいでも、勉強に触れ続けることができました。
自分にとってスタディングがよかったのは、主にこの3つです。
スマホで勉強できること。
動画で全体像をつかめること。
勉強を始めるハードルが低いこと。
宅建は範囲が広いです。
民法。
宅建業法。
法令上の制限。
税その他。
いきなり全部をテキストだけで理解しようとすると、自分にはかなりきつかったです。
だからまず、スタディングで全体像をつかみました。
自分にとってスタディングは、合格まで全部を任せるものというより、効率よく学習を進めるための土台でした。
もちろん、スタディングを見るだけで受かるとは思っていません。
宅建は、最終的には問題を解けるようにならないと点数になりません。
だから、スタディングで全体像をつかんだあとは、宅建の過去問に入りました。
過去問だけでは不安。でも過去問は絶対に大事
最近の宅建は、過去問だけでは厳しいと言われます。
これは、自分もその通りだと思います。
過去問をそのまま暗記するだけでは、少し聞き方を変えられたときに対応しにくいです。
ただし、だからといって過去問がいらないわけではありません。
むしろ、過去問は絶対に必要です。
自分の感覚としては、
過去問だけでは不安。
でも、過去問なしではもっと不安。
これです。
大事なのは、過去問の使い方です。
ただ何周したかではなく、
なぜその選択肢が正しいのか。
なぜ他の選択肢は間違いなのか。
同じ論点を違う聞かれ方で出されても答えられるか。
ここを見ることが大事だと思います。
自分も1回目の受験では、過去問を解いていました。
でも、今思えば少し浅かったです。
正解したら安心する。
間違えたら解説を読む。
でも、深く整理しない。
これでは、聞き方が変わったときに弱いです。
2回目の勉強では、過去問を暗記するものではなく、出題の型をつかむものとして使いました。
宅建の過去問は、同じような論点が何度も出ます。
同じ問題がそのまま出るわけではありません。
でも、問われる知識や考え方は重なります。
だから、過去問は今でも大事です。
過去問で出題の型を押さえる。
分からないところはスタディングに戻る。
また過去問を解く。
この繰り返しでした。
マン管・管業の過去問は宅建にもかなり役に立つ
自分の勉強法で、特に伝えたいのがここです。
マンション管理士と管理業務主任者の過去問は、宅建にもかなり役に立つと思っています。
もちろん、宅建に合格したいなら、まず宅建の過去問が最優先です。
そこは間違いありません。
ただ、宅建の過去問だけを何周もしていると、だんだん答えを覚えてしまいます。
正解できる。
でも、本当に理解しているのかは分からない。
こういう状態になることがあります。
そのときに役に立ったのが、マン管・管業の過去問でした。
マンション管理士や管理業務主任者の問題は、宅建とは違う角度から聞いてきます。
特に、
民法
借地借家法
区分所有法
不動産登記法
このあたりは、宅建の勉強にもかなり生きました。
宅建では何となく解けていた論点でも、マン管・管業の問題で聞かれると答えられない。
そこで、
「あ、自分はここを分かったつもりになっていただけなんだ」
と気づけました。
これはかなり大きかったです。
宅建の過去問で土台を作る。
マン管・管業の過去問で理解の穴に気づく。
もう一度、宅建の過去問に戻る。
この流れにすると、ただ暗記していた知識が、少しずつ使える知識になっていきました。
だから自分は、マン管・管業の過去問は宅建にもかなり役に立つと思っています。
ただし、最初から手を広げすぎる必要はありません。
宅建の基礎が固まっていない段階でマン管・管業に広げると、逆に混乱するかもしれません。
おすすめは、
まず宅建の過去問を回す。
スタディングで全体像を押さえる。
そのうえで、余裕が出てきたらマン管・管業の過去問にも触れる。
この順番です。
宅建だけで足りない部分を、マン管・管業の過去問で補強する。
自分には、このやり方がかなり合っていました。
宅建業法は得点源にする
宅建業法は、かなり大事にしました。
宅建業法は、宅建試験の中でも得点源にしたい分野です。
ここを落とすと、合格がかなり遠くなると思います。
自分が特に意識したのは、このあたりです。
重要事項説明
37条書面
免許
報酬
営業保証金
保証協会
監督処分
宅建業法は、似たような言葉が多いです。
特に、重要事項説明と37条書面は混乱しやすいです。
どちらに何を書くのか。
誰が説明するのか。
いつまでに交付するのか。
こういう細かい違いを、過去問で何度も確認しました。
宅建業法は、やれば点数につながりやすい分野だと思います。
だからこそ、ここは優先して固めました。
宅建業法は、スタディングで全体像をつかんで、過去問で何度も確認する。
分かりにくい部分は、みやざき先生の説明も使う。
自分にはこの形が合っていました。
民法は動画で理解する
民法は、正直かなり苦手でした。
テキストだけで読むと、なかなか頭に入りませんでした。
登場人物が出てくる。
権利関係が動く。
例外がある。
問題文もかたい。
自分には、民法を活字だけで押し切るのはきつかったです。
そこで使ったのが、ゆーき大学の動画です。
動画で説明を聞くと、文字だけでは分からなかった部分が少しずつ見えてきました。
民法では、単語だけを暗記するより、
誰と誰の話なのか。
どの権利が問題になっているのか。
結局、何を判断すればいいのか。
ここをつかむことが大事だと思います。
自分の場合は、動画で理解して、過去問で確認する流れが合っていました。
そして、民法についてもマン管・管業の問題に触れたことは大きかったです。
宅建とは違う角度から問われることで、理解が浅かった部分に気づけました。
勉強時間について
勉強時間についても、少しだけ書いておきます。
宅建単体で見ると、私の勉強時間は約300時間でした。
ただし、これは
「300時間やれば誰でも宅建に受かる」
という意味ではありません。
私は2020年の宅建試験で、37点でした。
合格点は38点。
つまり、あと1点で一度落ちています。
そこから勉強法を見直しました。
さらに、自分の場合は宅建だけを勉強していたわけではありません。
マンション管理士・管理業務主任者の勉強にも、あわせて約300時間ほど使いました。
結果として、宅建と賃貸不動産経営管理士には合格できました。
一方で、マンション管理士と管理業務主任者は不合格でした。
それでも、マンション管理士・管理業務主任者の勉強は、宅建にもかなり生きたと思っています。
民法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法などは、宅建だけを勉強していたときよりも理解が深まりました。
最近の宅建は、300時間では足りず、500時間以上かかると言われることもあります。
だから、この記事は
「宅建は300時間で簡単に受かる」
という話ではありません。
むしろ、
一度落ちた自分が、スタディングと過去問、そしてマン管・管業の過去問で理解を厚くして、ようやく合格できた話
です。
勉強時間は、人によって大きく変わります。
法律に慣れている人。
不動産の仕事をしている人。
毎日机に向かえる人。
活字が苦手な人。
仕事をしながら勉強する人。
条件はそれぞれ違います。
だから、時間数だけを見て比べる必要はありません。
大事なのは、何時間やったかよりも、
その時間で、合格点に届く勉強ができていたか
だと思います。
私の結果
自分の宅建試験の結果は、こうでした。
2020年10月試験:37点
合格点:38点
結果:不合格
あと1点で落ちました。
このときも、過去問は解いていました。
ただ、今思えば、過去問の使い方が浅かったです。
そこから勉強法を見直しました。
スタディングで全体像をつかむ。
宅建の過去問を深く見る。
マン管・管業の過去問で理解を厚くする。
民法や宅建業法は動画で補強する。
この形に変えました。
その結果、2021年10月試験では、
40点で合格できました。
合格点は34点でした。
自分にとっては、勉強法を変えた意味があったと思っています。
スタディングが合う人
最後に、スタディングについても正直に書いておきます。
スタディングは、自分にはかなり合っていました。
特に、次のような人には向いていると思います。
紙のテキストを読むのが苦手な人。
スマホで勉強したい人。
仕事をしながら宅建を目指す人。
通勤時間や休憩時間を使いたい人。
机に向かうまでのハードルが高い人。
逆に、紙のテキストに書き込みながらじっくり勉強したい人は、別の教材や講座の方が合うかもしれません。
どの教材が一番いいかは、人によります。
ただ、自分のように活字が苦手で、スマホ中心の方が続けやすい人には、スタディングはかなり使いやすい選択肢だと思います。
宅建は、勉強を始めるまでのハードルを下げることも大事です。
その意味で、スタディングは自分にとって大きな存在でした。
まとめ
宅建の勉強法に、絶対の正解はありません。
ただ、自分が合格して感じたのは、これです。
スタディングは、宅建の全体像を効率よくつかむにはかなり使える。
でも、スタディングだけで終わらせず、宅建の過去問で固める。
最近の宅建は、過去問だけでは不安。
だから、マン管・管業の過去問まで使うと、理解が厚くなる。
自分には、このやり方が合っていました。
特に大きかったのは、
スタディングで勉強を続けやすくしたこと。
マン管・管業の過去問に触れて、宅建の理解を深めたこと。
この2つです。
宅建だけを見ていると、分かったつもりになることがあります。
でも、マンション管理士・管理業務主任者の過去問に触れると、自分の理解の浅さに気づけます。
そこで穴を埋めて、もう一度宅建の過去問に戻る。
この流れが、自分を合格まで連れていってくれました。
不器用な自分には、きれいな最短ルートより、スタディングとマン管・管業の過去問を使って理解を厚くするルートが合っていました。
最後に
宅建は、簡単な試験ではありません。
最近は、過去問だけでは不安と言われるのも分かります。
でも、過去問が不要になったわけではありません。
大事なのは、
スタディングで全体像をつかむ。
宅建の過去問で出題の型を押さえる。
マン管・管業の過去問で理解を厚くする。
このように、自分に合う形で勉強を組み立てることだと思います。
自分は、最初から器用に勉強できたわけではありません。
でも、やり方を変えたことで、あと1点で落ちた試験から、40点で合格するところまで持っていけました。
宅建に受かるために必要なのは、かっこいい勉強法ではありません。
最後に合格点まで届く勉強法です。
自分にとっては、それがスタディングと過去問、そしてマン管・管業の過去問を使う勉強法でした。
参考情報
この記事では、宅建士試験を実施している一般財団法人 不動産適正取引推進機構の情報を参考にしています。
試験日程・受験料・出題内容・合格基準などは変更される可能性があるため、受験を検討する場合は、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
