はじめに

パートで働きたい人や、久しぶりに仕事を始めたい人にとって、資格選びで大事なのは「仕事につながりやすいか」だと思います。

どれだけ立派な資格でも、求人が少なければ使いにくいです。

反対に、求人が多くて、働く場所をイメージしやすい資格なら、仕事復帰のきっかけにしやすいです。

その点で、登録販売者はかなり現実的な資格です。

登録販売者は、ドラッグストアなどで一般用医薬品の販売に関わる資格です。薬剤師とは違いますが、第2類医薬品・第3類医薬品の販売に関われるため、ドラッグストア、スーパー、ホームセンターなどで求人があります。厚生労働省も、第2類・第3類医薬品は薬剤師だけでなく登録販売者から購入できると説明しています。

私自身、高卒で会社員として働きながら、社労士、宅建、FP2級、IT系資格などを取ってきました。

資格は、人生を一発逆転させる魔法ではありません。

でも、履歴書に書けるものが一つ増える。
求人を見るときの選択肢が少し増える。
面接で話せる材料ができる。

それだけでも、久しぶりに働く人にとっては大きいです。

登録販売者は、パートや仕事復帰を考える人にとって、一歩目にしやすい資格だと思います。

登録販売者は、求人の多さが大きな強み

登録販売者の大きな強みは、求人の多さです。

記事作成時点で求人・転職サービスを確認すると、「登録販売者」の求人は全国で6,692件掲載されていました。これは、資格選びを考えるうえでかなり大きな数字です。

資格の中には、取っても求人が少なく、仕事につなげにくいものもあります。

その点、登録販売者は違います。

ドラッグストアを中心に、スーパー、ホームセンター、家電量販店など、一般用医薬品を扱う場所で求人があります。正社員だけでなく、パートやアルバイトの募集も見つかります。

パートで働きたい人や、久しぶりに仕事を始めたい人にとって、求人の多さはかなり重要です。

どれだけ立派な資格でも、働く場所がなければ使いにくいです。

その点、登録販売者は「資格を取ったあとに働く場所」をイメージしやすい資格です。

ここは、かなり大きな魅力です。

もちろん、求人が多いからといって、すべての条件が良いわけではありません。

レジや品出しもあります。
立ち仕事です。
土日勤務が必要な求人もあります。

それでも、全国で6,692件の求人が出ているのは、はっきり強みです。

登録販売者は、仕事につながりやすい資格として、自信を持っておすすめしやすい資格です。

ドラッグストア業界が伸びているのも追い風

登録販売者が仕事につながりやすい理由は、求人件数だけではありません。

ドラッグストア業界そのものが伸びていることも大きいです。

経済産業省の資料では、2025年のドラッグストア販売額は前年比5.5%増、店舗数は前年比3.6%増となっています。販売額は、前年比が算出可能な2015年以降、一貫して増加しています。

これはかなり良い数字です。

ドラッグストアは、薬だけでなく、食品、日用品、化粧品、調剤など、生活に近い商品を扱う場所になっています。

働く場所が増えている。
求人も出やすい。
生活圏の中で仕事を探しやすい。

パートや久しぶりの仕事復帰を考える人にとって、この条件はかなり大きいです。

資格を取ったあとに働く場所をイメージできる。

ここが、登録販売者の強さです。

試験は実務経験なしで受けられる

登録販売者は、現在、実務経験がなくても受験できます。

今ドラッグストアで働いていなくても、試験に挑戦できます。
学歴も問われません。

ここも、仕事復帰を考える人には大きいです。

先に資格の勉強をする。
試験に合格する。
そのあと登録販売者の求人を探す。

この流れが作れます。

厚生労働省が公表している全国一覧では、令和6年度の登録販売者試験は、受験者54,526人、合格者25,459人、合格率46.7%でした。

もちろん、何も勉強せずに受かる資格ではありません。

市販薬の成分。
人体の働き。
副作用。
薬に関するルール。

こういう内容を勉強する必要があります。

ただ、合格率46.7%という数字を見ると、きちんと勉強すれば現実的に狙える資格です。

ここも登録販売者の良いところです。

難しすぎて最初から手が出ない資格ではありません。
でも、履歴書に書けて、仕事にもつながりやすい。

パート復帰や久しぶりの仕事を考える人には、かなりバランスの良い資格です。

なお、今は令和8年ですが、厚生労働省の全国一覧として確認できるまとまった公表資料は令和6年度分です。令和7年度の結果は、各都道府県や試験実施ブロックごとに公表されている場合があります。受験する際は、自分が受ける都道府県の最新情報を確認してください。

生活にも近い知識が身につく

登録販売者の勉強は、仕事だけでなく生活にも近いです。

風邪薬。
胃腸薬。
痛み止め。
アレルギー薬。
湿布。
漢方薬。
ビタミン剤。

こういう市販薬について学びます。

登録販売者の資格を取ったからといって、医療の専門家になれるわけではありません。

でも、市販薬を見る目は少し変わります。

自分が薬を買うとき。
家族が薬を使うとき。
ドラッグストアで商品を選ぶとき。

知識がまったくないより、少し落ち着いて見られるようになります。

資格の中には、勉強内容が日常生活とあまりつながらないものもあります。

その点、登録販売者は、仕事にも生活にも近い資格です。

ここも、パートや久しぶりの仕事復帰に向いている理由です。

実務経験の注意点はさらっと知っておけばいい

登録販売者は、実務経験なしで受験できます。

ただし、合格しただけで、すぐに店舗管理者として働けるわけではありません。

ここだけは知っておきたいところです。

登録販売者は、合格後に現場で経験を積んでいく資格です。

管理者になるには、原則として一定の実務・業務経験が必要です。基本的には、過去5年以内に通算2年以上、合計1,920時間以上の実務・業務経験が一つの基準になります。さらに、一定の追加研修などを条件に「2年以上」の要件を「1年以上」へ見直す流れも示されています。

ただ、最初からここを難しく考えすぎる必要はありません。

大事なのは、これだけです。

登録販売者は、受験するだけなら実務経験なしで大丈夫。
でも、合格後は現場で経験を積みながら働く資格。

この理解で十分です。

いきなり全部を任される資格ではありません。

むしろ、久しぶりに仕事をする人にとっては、現場で少しずつ覚えながら働ける資格とも言えます。

登録販売者は、パート復帰の現実的な選択肢

登録販売者は、人生を一気に変えるような派手な資格ではありません。

でも、パートや久しぶりの仕事復帰にはかなり現実的です。

全国で6,692件の求人がある。
ドラッグストア業界は販売額も店舗数も伸びている。
試験は実務経験なしで受けられる。
厚生労働省の全国一覧では、令和6年度の合格率は46.7%。
生活に近い知識も身につく。

このバランスが良いです。

資格は魔法ではありません。

でも、何もない状態で不安を抱えるより、履歴書に書ける資格が一つあるだけで、少し前に進みやすくなることがあります。

私自身、高卒で会社員として働きながら資格を取ってきて、資格だけで人生が全部変わるとは思っていません。

でも、資格を取るたびに、自分の中に「できたこと」が残っていきました。

会社の看板を外したときに、自分には何があるのか。

そう考えたとき、資格は一つの支えになります。

登録販売者は、パート復帰や久しぶりの仕事を考える人にとって、その支えになりやすい資格です。

まとめ

登録販売者は、パートや久しぶりに仕事をする人におすすめしやすい資格です。

理由は、求人が多く、働く場所をイメージしやすいからです。

記事作成時点で、求人・転職サービスには「登録販売者」の求人が全国で6,692件掲載されていました。これは、資格選びを考えるうえでかなり大きな数字です。

さらに、ドラッグストア業界は2025年の販売額が前年比5.5%増、店舗数が前年比3.6%増と伸びています。

試験は実務経験なしで受験できます。厚生労働省の全国一覧では、令和6年度の登録販売者試験の合格率は46.7%でした。

もちろん、合格しただけですぐ店舗管理者になれるわけではありません。
合格後は、現場で実務経験を積みながら働いていく資格です。

でも、そこを理解したうえで目指すなら、登録販売者はかなり現実的です。

パートで働きたい。
久しぶりに仕事を始めたい。
家の近くで働ける資格がほしい。
生活にも役立つ知識を身につけたい。
履歴書に書けるものを一つ増やしたい。

そういう人にとって、登録販売者はかなり検討する価値のある資格です。

資格は人生一発逆転の魔法ではありません。

でも、自分の選択肢を少し増やしてくれることはあります。

登録販売者は、その一歩目として考えやすい資格です。

参考情報

この記事では、厚生労働省、経済産業省、求人・転職サービス等の公表情報を参考にしています。登録販売者試験の受験資格、管理者要件、実務・業務経験の扱い、求人件数は変更される可能性があります。受験や就職を検討する場合は、必ず最新情報を厚生労働省、各都道府県、求人・転職サービス、勤務先の募集要項などで確認してください。