はじめに

転職のために資格を取りたい。

そう考えたとき、候補に出やすいのが、宅建、簿記、基本情報技術者、応用情報技術者あたりだと思います。

どれも良い資格です。

私自身、高卒で会社員として働きながら、宅建、FP2級、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、社労士など、いろいろな資格を取ってきました。

その中でも、宅建はかなり良い資格だと思っています。
不動産業界では強いですし、法律や契約の知識も身につきます。

IT系の資格も、今の時代にはかなり大事です。
基本情報技術者や応用情報技術者は、会社の中でITの知識を身につけたり、エンジニアとして力を伸ばしたりするには、とても良い資格だと思います。

ただ、もしテーマを、

半年以内に転職したい人に役立つ資格

として考えるなら、私は簿記2級はかなり現実的な選択肢だと思っています。

理由は、知名度だけではありません。

簿記2級はネット試験で受けやすく、求人にもつながりやすく、仕事にも私生活にも役に立ちやすいからです。

偉そうに書いていますが、私は簿記2級を一度あきらめています。笑

それでも、いつかまた挑戦したい気持ちはあります。
それくらい、簿記2級には価値があると思っています。

半年以内に転職するなら「いつ受けられるか」はかなり大事

資格を取って転職に使いたいなら、難易度だけでなく、いつ受けられるかもかなり大事です。

どれだけ良い資格でも、試験日が遠ければ、半年以内の転職活動には間に合わないことがあります。

たとえば宅建は、かなり強い資格です。

転職サービスの求人検索で「宅建」と調べると、公開求人は約7,600件表示されます。

不動産業界を目指すなら、宅建はやはりかなり強い資格だと思います。

ただし、宅建は基本的に年1回の試験です。

つまり、タイミングが合わないと、受験まで待つ時間が長くなります。
そして、もし落ちた場合は、次のチャンスまでまた待つことになります。

これは、宅建が悪いという話ではありません。

宅建は本当に良い資格です。
私自身も、宅建を取って良かったと思っています。

ただ、半年以内に転職したい人という条件をつけると、試験のタイミングが少し難しくなる場面があります。

転職活動では、今すぐ履歴書に書けるか。
数か月以内に合格を狙えるか。
落ちても再挑戦しやすいか。

このあたりも大事になります。

その点で、簿記2級はかなり現実的です。

簿記2級はネット試験で受けやすい

簿記2級は、ネット試験に対応しています。

もちろん、いつでも完全に自由に受けられるわけではありません。
日商簿記2級・3級のネット試験には、年3回の統一試験の前後などに施行休止期間があります。

ただ、それでも年1回の試験と比べると、かなり動きやすいです。

会場の空きや時期にもよりますが、一度落ちても、弱点を直して再挑戦しやすい。
あと少しだった人なら、短い期間で仕上げ直せる。
合格できれば、履歴書にも書きやすい。

この「受け直しやすさ」は、半年以内に転職したい人にとってかなり大きいと思います。

資格試験は、実力だけで決まるわけではありません。

本番の緊張もあります。
問題との相性もあります。
体調が悪い日もあります。
ちょっとしたミスで落ちることもあります。

年1回の試験だと、その一回の重みがかなり大きいです。

でも簿記2級なら、もう一度挑戦しやすい。

これは、勉強が得意ではない人にとってもありがたいポイントです。

簿記2級は求人検索でも見つけやすい

簿記2級が転職に使いやすいと思う理由は、イメージだけではありません。

実際に転職サービスの求人検索で「簿記2級」と調べると、公開求人は約2,700件表示されます。

もちろん、求人件数は日々変わります。
地域、職種、雇用形態、検索する言葉によっても変わります。

なので、数字だけで単純に判断するものではありません。

ただ、ここで大事なのは、簿記2級という資格名で求人を探せるということです。

資格の中には、勉強内容は良くても、転職サイトで資格名を入れても求人につながりにくいものもあります。

その点、簿記2級はわかりやすいです。

経理。
経理事務。
会計事務所。
税理士補助。
財務。
管理部門。
一般事務。

こういった求人とつながりやすい資格です。

もちろん、簿記2級を持っているだけで採用されるわけではありません。

実務経験が重視される求人も多いです。
年齢や職歴、勤務地、希望年収によっても変わります。

ただ、未経験から事務系や経理系の仕事を考える人にとって、簿記2級はかなりわかりやすいアピールになります。

「この人は会社のお金の基本を勉強してきたんだな」

そう見てもらいやすい。

ここが強いところです。

宅建も強い。でも業界はかなり不動産寄りになる

ここは誤解されたくないのですが、宅建は本当に強い資格です。

転職サービスの求人検索で「宅建」と調べると、公開求人は約7,600件あります。

この数字は、素直にすごいです。

宅建はやはり転職市場でも強い資格だと思います。

ただ、宅建は不動産業界との結びつきが強い資格です。

不動産営業。
賃貸管理。
売買仲介。
建設・不動産会社。
住宅関連の仕事。

こういった方向を目指すなら、宅建はかなり良いです。

一方で、半年以内に転職したい人が、

「不動産業界に行きたいと決めているわけではない」
「事務系や管理部門も見ている」
「できれば仕事にも私生活にも役立つ資格がいい」

こう考えるなら、簿記2級の方が使いやすい場面もあります。

宅建は不動産に強い。
簿記2級は会社のお金に強い。

この違いです。

どちらが上というより、向いている方向が違います。

基本情報技術者や応用情報技術者も良い。でも少し性質が違う

最近は、情報処理試験もかなり注目されています。

基本情報技術者や応用情報技術者は、もちろん良い資格です。

ITの知識は、今後ますます大事になります。

システム。
ネットワーク。
セキュリティ。
データベース。
業務改善。

こういった知識は、会社で働くうえでも役に立ちます。

そして求人もあります。

転職サービスの求人検索で「基本情報技術者」と調べると、公開求人は約2,600件あります。
応用情報技術者についても、関連求人は約2,300件あります。

つまり、基本情報技術者や応用情報技術者も、求人がない資格ではありません。

むしろ、IT職やエンジニア職を目指すならかなり良い資格です。

ただ、基本情報技術者や応用情報技術者は、転職で資格だけを前面に出すというより、会社の中でITスキルを身につけるための資格という印象があります。

特にエンジニア職やIT職を目指すなら、かなり相性が良いです。

でも、未経験から半年以内に転職したい人が、資格だけで見え方を変える目的なら、簿記2級の方がわかりやすい場面もあると思います。

情報処理試験は、会社で力をつける資格。
簿記2級は、転職活動でも私生活でも使いやすい資格。

私はそんなふうに見ています。

簿記2級は仕事にも私生活にも役に立つ

簿記2級の良さは、転職だけではありません。

仕事でも私生活でも役に立ちます。

会社のお金の流れがわかる。
売上、費用、利益の考え方がわかる。
貸借対照表や損益計算書を見る抵抗が減る。
原価や利益率の感覚も身につく。

これは、経理の人だけに必要な知識ではありません。

営業でも、利益の感覚がある人は強いです。
事務でも、数字に抵抗がない人は評価されやすいです。
管理部門でも、会社全体のお金の流れを理解している人は重宝されます。

さらに、私生活にもつながります。

家計。
副業。
投資。
会社の決算。
自分のお金の使い方。

こういうものを見るときにも、簿記の考え方は役に立ちます。

もちろん、簿記2級を取っただけで、急にお金に強くなるわけではありません。

資格の勉強と実務は別です。
本当に使える知識は、仕事や生活の中で少しずつ身につくものだと思います。

それでも、簿記2級の勉強をしていると、お金の流れを見る目は変わります。

ここが、かなり大きいです。

偉そうに言っていますが、私は簿記2級を一度あきらめました

ここまで簿記2級をすすめるようなことを書いてきました。

初めにも言いましたが、私は簿記2級を一度あきらめています。笑

簿記3級でもかなり苦戦しました。

動画を見て、わかった気になって、でも問題を解くと点数にならない。
そんなことを何度も繰り返しました。

簿記は、ただ動画を見るだけではなかなか身につきません。

手を動かす。
仕訳を解く。
電卓を叩く。
間違えたところを直す。

この地味な作業がかなり大事です。

私はそこが苦手でした。

スマホで動画を見る勉強は好きです。
でも、簿記はそれだけでは厳しかったです。

だから、簿記2級まで進もうと思いながら、いったん諦めました。

それでも、いつかまた挑戦したい気持ちはあります。

それくらい、簿記2級には価値があると思っています。

自分が取れていない資格をすすめるのは、少し変に見えるかもしれません。

でも、取れていないからこそ、簡単な資格ではないこともわかります。

そして、簡単ではないからこそ、合格できれば転職でも評価されやすいのだと思います。

資格は、人生を一発逆転させる魔法ではありません。

ただ、履歴書に書けるものがひとつ増えるだけで、見える景色が少し変わることはあります。

私自身、高卒で、勉強が得意だったわけでもありません。

会社の看板を外したとき、自分に何が残るのか。
そういう不安もありました。

だからこそ、資格を取る意味はあると思っています。

独立するためだけではありません。
会社員として働きながらでも、資格は役に立ちます。

私も、働きながら資格を取ってきたことで、少しずつですが見える景色が変わりました。

転職、異動、年収アップ、社内評価、自分への自信。

資格は、そういうものにつながる可能性があります。

まとめ:半年以内に転職したいなら、簿記2級はかなり現実的

宅建は素晴らしい資格です。

不動産業界を目指すなら、かなり強いです。
私自身も、宅建を取って良かったと思っています。

基本情報技術者や応用情報技術者も良い資格です。

ITの知識を身につけるには、かなり良い資格だと思います。

ただ、半年以内に転職したい人が、

「早めに履歴書に書ける資格がほしい」
「落ちても再挑戦しやすい資格がいい」
「仕事にも私生活にも役立つ資格がいい」
「事務や経理、管理部門にもつながる資格がいい」

こう考えるなら、簿記2級はかなり現実的な選択肢です。

もちろん、簡単ではありません。

私自身も一度あきらめました。

でも、だからこそ思います。

簿記2級は、軽い資格ではありません。
ちゃんと勉強しないと取れない資格です。

だからこそ、取れたときに意味があります。

資格は人生を一発逆転させる魔法ではありません。

でも、選択肢を少し増やしてくれるものではあります。

半年以内に転職したい。
でも、何を取ればいいかわからない。

そういう人にとって、簿記2級はかなり現実的な一手になると思います。

参考情報

この記事では、日本商工会議所、IPA、求人転職サービスなどの公表情報を参考にしています。

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求人件数は確認時点の目安として記載しているため、最新情報は必ず公式サイトや各転職サイトで確認してください。