はじめに
自分はこれまで、会社員として働きながら、いくつか資格を取ってきました。
取得した順番でいうと、こんな感じです。
FP3級
FP2級
宅建
賃貸不動産経営管理士
ビジネス実務法務検定2級
ITパスポート
情報セキュリティマネジメント
社労士
個人情報保護士
メンタルヘルスマネジメント2種
簿記3級
防火管理者
こうやって並べると、
「いや、めちゃくちゃ取ってるやん」
「資格は数じゃないって言いながら、結構取ってるやん」
と思われるかもしれません。
その通りです。笑
自分でも、こうやって並べると多いなと思います。
でも、だからこそ言いたいことがあります。
資格は、たくさん取ればいいものではないと思っています。
「いやいや、矛盾してるやん」
と思うかもしれません。
実は、少し裏話があります。
自分が資格を取ってきた理由は、全部がきれいな目的だったわけではありません。
宅建や社労士のように、自分の中で大きな目的だった資格もあります。
一方で、正直に言うと、資格取得金がきっかけだった資格もかなりあります。笑
でも、実際に勉強してみると、資格取得金がきっかけだった資格でも、知識は意外と役に立ちました。
そして、比較的取り組みやすい資格ほど、生活や仕事の中で使いやすい場面もありました。
だから今は、資格は数ではなく、
自分にどう活かせるか
が大事だと思っています。
宅建は、最初に本気で目指した資格でした
自分にとって、最初に本気で目指した資格は宅建でした。
コロナ禍で将来への不安が大きくなり、
「会社の看板を外したら、自分には何が残るんだろう」
と考えるようになりました。
そのときに、最初に目が向いたのが宅建でした。
最初は正直、
「宅建って有名やし、取ってみようかな」
くらいの感覚でした。
でも調べていくと、宅建には独占業務があることが分かりました。
独占業務というのは、簡単に言うと、その資格を持っている人だけができる仕事のことです。
宅建なら、宅地建物取引士にしかできない重要事項説明などがあります。
こういう資格は、やっぱり強いです。
「どうせ勉強するなら、ちゃんと資格として意味があるものを取りたい」
そう思っていた自分には、宅建はかなり魅力的でした。
難しいけれど、働きながらでも現実的に目指せる。
有名で、独占業務があって、勉強する環境も整っている。
自分にとって宅建は、資格勉強の最初の大きな目標でした。
社労士は、職場環境への思いから目指しました
宅建に合格したあと、自分の中で少し気持ちが変わりました。
「自分でも、時間をかければ資格に合格できるんだ」
そう思えたんです。
そこから、次は何か士業や難関資格と呼ばれるものにも挑戦してみたいと思うようになりました。
その流れで目指したのが、社労士です。
ただ、社労士を目指した理由は、それだけではありません。
自分は、仕事の中でパワハラを受けた経験があります。
その経験は、かなり大きかったです。
働く場所というのは、本来、ただ給料をもらう場所ではないと思っています。
一日の多くの時間を過ごす場所です。
人によっては、家族よりも職場の人と過ごす時間の方が長いこともあります。
だからこそ、職場環境はとても大事だと思うようになりました。
強い人だけが働きやすい職場ではなく、
声が大きい人だけが得をする職場でもなく、
どんな人でも安心して働ける職場環境を作るには、どうしたらいいのか。
そういうことを考えるようになりました。
社労士は、労働、年金、社会保険に関わる資格です。
特に労働に関する知識は、働く人を守るためにも、会社がきちんと運営されるためにも大事なものだと思います。
もちろん、社労士に合格したからといって、すぐに職場を変えられるわけではありません。
でも、働き方や職場環境について、感情だけではなく、制度や法律の面から考えられるようになりたい。
そう思ったことが、社労士を目指す大きなきっかけでした。
自分にとって社労士は、ただ難関資格に挑戦したかっただけの資格ではありません。
人に関わる仕事だからこそ、どんな人でも働きやすい職場環境を作りたい。
その思いとつながっていた資格でした。
資格取得金がきっかけだった資格もあります
一方で、すべての資格に最初から強い目的があったわけではありません。
ここは正直に書きます。
宅建と社労士は、自分の中で大きな目的でした。
でも、それ以外の資格については、資格取得金がきっかけだったものもかなりあります。笑
会社によって制度の名前や内容は違うと思いますが、自分の会社には、資格に合格すると資格取得金が支給される制度がありました。
資格取得金というのは、簡単に言うと、会社が指定した資格に合格したときに、会社から一時金として支給されるお金のことです。
毎月の手当ではなく、合格したときに一回支給されるタイプの制度でした。
これが普通に大きかったです。
知識がつく。
資格も残る。
合格すれば、お金ももらえる。
それなら、取れるものは取ってみてもいいんじゃないか。
そう思いました。
きれいに言えば、自己投資です。
でも、もっと正直に言えば、
勉強して知識もついて、お金ももらえるなら、普通にありがたい。
これです。笑
資格を取る理由なんて、最初から立派じゃなくてもいいと思っています。
会社の制度があるから。
資格取得金がもらえるから。
今のうちに何か取っておきたいから。
せっかくなら知識も増やしたいから。
それで十分です。
ただ、少しだけ複雑だったこともあります。
自分の会社では、資格取得金が資格の難易度に関わらず一律でした。
これは正直、少し悲しかったです。
比較的取り組みやすい資格も、社労士のように長い時間をかけて勉強した資格も、支給額は同じ。
もちろん、もらえるだけありがたいです。
でも、社労士まで同じ金額だと、
「難易度、もう少し見てくれてもいいんじゃないか」
とは思いました。笑
それでも、制度があるだけありがたいです。
使える制度があるなら、使わないともったいない。
自分はそう思っています。
独占業務がない資格にも、生活に活きる価値がある
独占業務がある資格は、たしかに強いです。
宅建や社労士のように、その資格を持っている人だけができる仕事がある資格は、分かりやすい価値があります。
でも、だからといって、独占業務がない資格には意味がないとは思っていません。
むしろ、生活や仕事の中で使いやすい知識は、比較的取り組みやすい資格の中にもあります。
たとえば、FP3級。
難関資格というより、生活に近い資格です。
でも、お金、保険、年金、税金の基本を知るだけで、暮らしの見え方は少し変わります。
給料明細を見るとき。
保険を考えるとき。
年金の話を聞くとき。
税金の話が出たとき。
「何となく不安」だったものが、少しだけ仕組みとして見えるようになります。
ITパスポートも同じです。
IT専門職になるための資格というより、IT(情報技術)の基礎を知る資格です。
でも、今はどんな会社でもITやセキュリティ(情報を守る仕組み)の話が出ます。
クラウド。
パスワード。
情報漏えい。
システム。
データ。
こういう言葉に少しでも慣れているだけで、仕事の中で話についていきやすくなります。
情報セキュリティマネジメントも、会社員にはかなり身近です。
セキュリティというと、専門職の話に見えるかもしれません。
でも、メール、パスワード、個人情報、情報漏えいなどは、どんな会社員にも関係があります。
個人情報保護士もそうです。
取ったからといって、何か独占的な仕事ができるわけではありません。
でも、個人情報の扱いに前より敏感になりました。
メンタルヘルスマネジメント2種も、生活や仕事に近い資格でした。
職場のストレスや心の健康について学ぶ資格です。
これも、取ったからすぐ仕事が変わる資格ではありません。
でも、自分自身の働き方や、周りの人のしんどさを考えるきっかけになります。
こう考えると、資格は難しければ難しいほど生活に役立つ、というわけではありません。
むしろ、比較的取り組みやすい資格の方が、日常で「あ、これ知っていてよかった」と思う場面があるように感じました。
独占業務がない資格だから意味がない。
そんなことはないと思っています。
人によっては、むしろ生活や仕事にかなり活きます。
資格の価値は、独占業務があるかどうかだけでは決まりません。
自分の生活や仕事にどう活かせるか。
そこにも、資格の価値はあると思っています。
おわりに:一つでも、自分に役立てば十分です
資格をたくさん取る必要はないと思っています。
自分は結果的にいくつか資格を取ってきました。
でも、全員が同じように取る必要はありません。
宅建のように、独占業務がある資格を本気で目指すのもいい。
社労士のように、自分の経験や思いとつながる資格を目指すのもいい。
FPやITパスポートのように、生活や仕事に近い資格から始めるのもいい。
会社の資格取得金がきっかけでもいい。
理由は、最初から立派じゃなくていいと思っています。
大事なのは、勉強した知識が少しでも自分の中に残ることです。
そして、その知識が、自分の暮らしや仕事の中で少しでも役に立つことです。
資格は、数を競うものではありません。
難関資格だけに価値があるわけでもありません。
独占業務がない資格にも、人によっては大きな意味があります。
一つでも、自分に役立つ資格なら、それで十分です。
資格を取るなら、数ではなく、
自分にどう活かせるか
で選べばいい。
自分は、いくつか資格を取ってきて、今はそう思っています。
