宅建に受かった経験は、社労士の勉強にもかなり活きた
宅建に合格した人は、社労士と相性がいい。
これは、私自身が実際に感じていることです。
私は高卒で、もともと勉強が得意だったわけではありません。
分厚い参考書を読んで、机に座って、ノートにびっしり書いて覚えるような勉強も苦手でした。
それでも、働きながら宅建に合格しました。
そのあと社労士にも挑戦し、最終的に合格することができました。
その経験から思うのは、宅建に合格した人には、社労士の勉強に入っていきやすい土台があるということです。
もちろん、社労士は簡単な資格ではありません。
令和7年度の社労士試験は、受験者43,421人に対して合格者2,376人、合格率5.5%でした。宅建よりも科目数は多く、覚える量もかなり増えます。軽い気持ちで受かる資格ではありません。
ただ、それでも私は、宅建に合格した経験が社労士の勉強にかなり活きたと感じています。
理由1:宅建も社労士も、基本は択一式の試験だから
まず大きいのは、試験形式です。
宅建試験は、50問・四肢択一式の試験です。
試験時間は13時から15時までの2時間で、登録講習修了者は45問・13時10分から15時までの1時間50分になります。基本的には、選択肢から正解を選ぶ試験です。
令和7年度の宅建試験は、受験者245,462人、合格者45,821人、合格率18.7%でした。合格基準は一般受験者が50問中33点、登録講習修了者が45問中28点です。
一方、社労士試験も、長い文章を自分で書く記述式の試験ではありません。
選択式と択一式で構成されています。
社労士試験は、選択式が80分、択一式が210分です。
令和8年度の受験案内でも、選択式は10時30分から11時50分までの80分、択一式は13時20分から16時50分までの210分とされています。
つまり、宅建は13時から15時までの2時間で50問を解く試験。
社労士は、午前と午後に分かれて、一日かけて解く試験。
ボリュームでいえば、社労士の方がかなり重いです。
ただ、それでも共通している部分があります。
どちらも基本は、選択肢を読んで正解を選ぶ試験です。
文章で長い答案を書かせる試験ではありません。
ここは、かなり大きいです。
私は正直、文章を書かせるタイプの試験よりも、選択肢を読んで判断する試験の方が戦いやすいと感じていました。
もちろん、択一式だから簡単という意味ではありません。
社労士の選択式は細かい知識も問われますし、択一式も文章が長くて読みにくい問題があります。
それでも、宅建で何度も選択肢を読み、
「これは言い過ぎやな」
「この数字が違うな」
「この場合は例外があったな」
と判断してきた経験は、社労士でも使えました。
宅建で身につけた「選択肢を読む力」は、社労士の勉強でもかなり役に立ちます。
理由2:宅建で経験した暗記のしんどさが、社労士でも活きる
宅建も、なんとなく勉強して受かる資格ではありません。
宅建業法、民法、法令上の制限、税その他。
それぞれに覚えることがあります。
特に宅建業法は、数字、期限、書面、免許、保証金など、細かい知識がたくさん出てきます。
最初は本当にしんどいです。
似たような言葉が多い。
選択肢の違いが細かい。
覚えたつもりでも、過去問を解くと間違える。
私も宅建の勉強をしていたとき、何度もそう感じました。
でも、そこで一度「資格試験の暗記のしんどさ」を経験していたことが、社労士ではかなり大きかったです。
社労士は、さらに暗記量が増えます。
労働基準法。
労災保険法。
雇用保険法。
健康保険法。
厚生年金保険法。
国民年金法。
一般常識。
科目が多く、似たような制度も多いです。
ただ、やることの根っこは宅建と似ています。
要件を覚える。
数字を覚える。
期限を覚える。
対象者を覚える。
似た制度の違いを見分ける。
この積み重ねです。
宅建で「暗記から逃げずに、何度も回して合格点に近づけていく感覚」を経験していたことは、社労士の勉強でもかなり助けになりました。
理由3:合格点を取りにいく感覚が、そのまま使える
宅建を勉強して、私が大事だと感じたことがあります。
それは、資格試験は満点を取る勉強ではないということです。
もちろん、知識は大事です。
でも、試験の目的は、合格点を取って資格を取ることです。
実務で必要な知識は、実際に仕事をしながら身につく部分もかなりあります。
だから資格試験では、まず試験に受かるために、出るところを優先して固める必要があります。
宅建では、この感覚がかなり大事でした。
過去問を回す。
よく出る分野を固める。
苦手分野をつぶす。
完璧を目指しすぎず、合格点を取りにいく。
この考え方は、社労士でもかなり使えました。
社労士は範囲が広いので、全部を完璧にしようとすると、かなり苦しくなります。
だからこそ、出題されやすいところを押さえ、過去問で問われ方に慣れ、何度も繰り返して記憶を固める。
宅建でその勉強の型を一度経験していたことは、社労士に進むうえで大きな土台になりました。
理由4:宅建も社労士も、スマホ学習と相性がよかった
もう一つ、自分の中で大きかったのが勉強スタイルです。
宅建と社労士は、どちらもスマホ学習との相性がかなりいい資格だと思います。
机に座って、ノートに字を書き続ける。
分厚い参考書を最初から最後まで読む。
そういう勉強が得意な人もいると思います。
でも、私はそういうタイプではありませんでした。
活字は苦手。
机に向かうまでがしんどい。
仕事をしながら、まとまった勉強時間を毎日つくるのも簡単ではない。
だから、自分にはスマホやタブレットで勉強できる形が合っていました。
私は、宅建でも社労士でもスタディングを使いました。
そして、実際にどちらも合格することができました。
もちろん、スタディングを使えば誰でも簡単に受かる、という話ではありません。
宅建も社労士も、そんなに甘い試験ではありません。
ただ、本で勉強するのが苦手だった自分にとって、動画講義を見たり、スマホで問題演習をしたりできる学習スタイルはかなり続けやすかったです。
移動時間に動画を見る。
家事をしながら講義を聞く。
寝転がりながらタブレットで復習する。
ちょっとしたスキマ時間にスマホで問題を解く。
こういう小さな時間を積み重ねられたことは大きかったです。
宅建も社労士も、一回で完璧に理解する試験ではありません。
何度も見て、何度も聞いて、何度も間違えて、少しずつ覚えていく試験です。
そう考えると、スマホやタブレットで繰り返し学習できる教材は、宅建や社労士とかなり相性がいいと思います。
有名大学を出ていなくても、勉強が得意ではなくても、自分に合う勉強の形を作れれば、少しずつ合格点には近づけます。
私にとっては、その形がスタディングでした。
理由5:法律系資格の文章に一度慣れているのは大きい
宅建を勉強した人なら分かると思いますが、最初は法律の文章にかなり抵抗があります。
民法の文章。
宅建業法の細かい表現。
法令上の制限の聞き慣れない言葉。
最初は、読んでいるだけで疲れます。
私自身、活字が得意なタイプではありません。
分厚い参考書を開いただけで、正直しんどくなることもありました。
でも、宅建の勉強を続けていくうちに、少しずつ法律系の文章に慣れていきました。
この経験は、社労士でも活きました。
社労士も、最初は言葉が重たいです。
労働基準法。
労災保険法。
雇用保険法。
健康保険法。
厚生年金保険法。
国民年金法。
名前を見ただけで、少し身構えるような科目が並びます。
でも、宅建で一度、法律系資格の文章を読んできた人なら、まったく初めての人よりは入りやすいと思います。
法律の文章は、最初からスラスラ読めるものではありません。
何度も見て、何度も間違えて、少しずつ慣れていくものです。
宅建合格者は、その過程を一度経験しています。
これは社労士に挑戦するとき、かなり大きな強みになります。
ただし、社労士は宅建より長期戦になりやすい
ここは、はっきり書いておきたいです。
宅建に受かったからといって、社労士に楽に受かるわけではありません。
社労士は、宅建よりも長期戦になりやすい資格です。
令和7年度の宅建試験の合格率は18.7%でした。
一方で、令和7年度の社労士試験の合格率は5.5%です。
数字だけを見ても、社労士の方がかなり厳しい試験です。
宅建は、短期集中で一気に仕上げて合格する人もいます。
でも社労士は、覚える科目が多く、忘れる量も多いです。
一度覚えたつもりでも、別の科目をやっているうちに前の科目を忘れます。
この繰り返しが、かなりしんどいです。
だから、宅建と社労士は相性がいいとは思いますが、同じ感覚で簡単に受かるとは思わない方がいいです。
社労士は、腰を据えて勉強する資格です。
ただ、宅建に合格した人なら、資格試験の苦しさも、過去問を回す大事さも、合格点を取りにいく感覚も知っています。
その経験は、社労士の長期戦でもかなり支えになります。
宅建と社労士は、仕事への広がり方が違う
宅建は、不動産に強い資格です。
不動産会社、建設会社、金融機関、管理会社などでは、かなり分かりやすく評価されやすい資格だと思います。
一方で、社労士は「人と会社」に関わる資格です。
労働時間。
残業。
社会保険。
年金。
育休。
傷病手当金。
雇用保険。
会社員として働いていても、かなり身近なテーマが多いです。
社労士というと、独立開業のイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、独立を目指す人にも価値のある資格です。
でも、私は社労士は会社員にもかなり役立つ資格だと思っています。
人事、総務、労務、管理部門で働く人にはもちろん役立ちます。
転職や異動の選択肢にもつながる可能性があります。
副業や将来の独立を考えるときにも、土台になる知識です。
資格は人生一発逆転の魔法ではありません。
でも、会社の看板を外したときに、自分の中に残るものにはなります。
宅建で不動産の知識を持ち、社労士で労務や社会保険の知識を持つ。
この組み合わせは、かなり現実的に強いと思います。
高卒で勉強が得意ではなかった自分でも、積み上げれば届いた
私は、高卒です。
勉強が得意だったわけでもありません。
要領よく何でもこなせるタイプでもありません。
むしろ、不器用な方だと思っています。
だからこそ、宅建に受かったときは、自分の中でかなり大きな出来事でした。
「あ、自分でも資格って取れるんや」
そう思えたことが、その後の勉強につながりました。
宅建に受かっていなければ、社労士に挑戦しようとは思わなかったかもしれません。
宅建で、法律系資格の勉強に少し慣れた。
選択式の試験に慣れた。
過去問を回す感覚を覚えた。
合格点を取りにいく勉強を経験した。
そして、スマホ学習で続ける形を作れた。
その積み重ねがあったから、社労士にも進めたと思っています。
もちろん、社労士の勉強はしんどかったです。
宅建とは比べものにならないくらい、覚える量は多かったです。
何回も忘れました。
何回も嫌になりました。
それでも、宅建で一度「自分でもやれば合格できる」という経験をしていたことは、かなり大きかったです。
資格は、人生を一気に変える魔法ではありません。
でも、一つ取ると、次の資格に進むきっかけになることがあります。
私にとって、宅建はまさにそういう資格でした。
宅建の次に社労士を目指すのは、十分ありだと思う
宅建に合格したあと、次に何を目指すか迷う人は多いと思います。
行政書士。
マンション管理士。
管理業務主任者。
FP。
社労士。
いろいろな選択肢があります。
その中で、会社員としての実用性や、将来の選択肢を考えるなら、社労士はかなり面白い資格だと思います。
不動産の資格である宅建とは、分野は違います。
でも、試験形式や勉強の進め方には共通点があります。
選択式の試験。
暗記が大事。
過去問が大事。
選択肢の違いを見抜く力が大事。
合格点を取りにいく考え方が大事。
スマホやタブレットで、何度も繰り返しやすい。
このあたりに慣れている宅建合格者は、社労士の勉強にも入りやすいです。
もちろん、簡単ではありません。
でも、宅建に受かった人なら、社労士は十分に挑戦する価値があります。
年収アップを目指す。
仕事の幅を広げる。
転職や異動の選択肢を増やす。
将来、独立や副業の可能性を残す。
会社の看板を外したときに、自分の中に残るものを作る。
そういう前向きな理由で、社労士を目指すのは自然なことだと思います。
宅建に合格した経験は、社労士の勉強でも無駄になりません。
むしろ、かなり活きます。
私自身、宅建に受かったあとに社労士へ進み、どちらの勉強でもスタディングを使って合格できたからこそ、そう感じています。
宅建の次に社労士。
これは、かなり現実的で、前向きな選択肢だと思います。
参考情報について
この記事では、宅建試験については不動産適正取引推進機構、社労士試験については厚生労働省および社会保険労務士試験オフィシャルサイトの公表情報を参考にしています。
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